AKOMEYA TOKYO(アコメヤ トウキョウ)(東京都中央区)
銀座にユニークな"お米屋さん"がオープンした。といってもお米だけを売っている、昔ながらの店とは少し趣向が異なる。「アコメヤ トウキョウ」はお米を中心とした、新しいライフスタイルショップだ。
「今、日本の良さを改めて見つめ直す風潮が強まっています。そこで私たちは日本の食文化に注目しました。その中心にあるのはお米。炊きたての一杯のご飯には、何とも言えない幸せがあります。その幸せが広がっていくような商品を提案していきたい」と、同店PR 担当の八木彩さんは話す。
店頭には全国各地から取り寄せ、実際にスタッフが食べてみて「ぜひ販売したい」と選び抜いた18種類のお米が並んでいる。数々の受賞歴を持つ「山形黒澤ファームのつや姫」をはじめ、さまざまな品種、産地、農家のお米を好みの付き方で精米販売してくれる。
隣のゾーンには、全国各地から取り寄せた酒や飲料、調味料、加工食品が種類豊富に並ぶ。2階へ上がると米櫃やバッグなどのオリジナルグッズ、テーブルウエア、キッチンツール、本、お米のエキスを使った化粧品まであり、その幅広いラインナップに驚かされる。さらに土鍋で炊いたご飯が味わえる、イートインスペースまで併設する。
「3階にはワークショップスペースがあります。今後、料理の基本や道具の使い方などの講座を開いていく予定。食の楽しみを体験してもらい、ライフスタイルに生かしてほしい」と八木さん。
百貨店や専門店とはまた違うカジュアルな感覚で訪れやすいうえ、地方にしかない珍しい食品や、本物志向の商品に出会えるのが魅力。銀座に出かけたら、ぜひ訪れたいショップの1つだ。(文/杉江あこ)