19号 2006年[秋]

19号 2006年[秋]
小屋には不足があっていい。
その不足を補う術を、愉しむ。
内だけで完結せず、外を取り込み、はみだす。
たとえば庭へ、里山へ、森へ、川へ、路地へ、まちへ……。
五感を働かせば、小屋はとびきり贅沢な時間と場所を
もたらしてくれる。

特集

小屋の贅沢。


<実例>

ローテクを愉しむ 中村好文の「働く小屋」暮らし。
ただいま自力建設中につき
 ビニール小屋、仮住まいの記。
木曽の板倉小屋、百六十年目の物語。


小屋新聞

中里和人の1畳可動異空間 / タイニーハウス・ゲーム / ヒアシンスハウス / 木地師の小屋 / 1坪の船頭小屋 / 草屋根の物置小屋 / 極小住居に蘇った外便所 / 小屋づくりから始まった里山再生計画 / 陶芸家・島るり子の仮眠小屋 / 日本の木で小屋をつくる / ツリーハウス


特集2

建築家のわが家

<実例>

・さまざまな居場所のある、棲み家。(阿部 勤)
・実験住宅、十四年の住み心地。(野沢正光)
・135°がつくる居心地。(伊藤 寛)


selection

おいしい「ご飯」のために。

鍋・釜/飯びつ・杓文字/飯わん・箸/弁当箱/米びつ・米研ぎ笊。


手仕事を聞く

家族でつくる、うちのジョウロ。


連載

街歩き術 3 村田賢比古
風土倶楽部のおすそわけ 3 文・朝田くに子
暮らしの絵日記 19 絵と文・大橋 歩
家をつくるなら、近くの山の木で 18 
センス・オブ・プロポーション 19 ジェーン・ジェイコブスさんの知恵
怠けるヒント 6 文・松山巖